指宿と阿多カルデラ
鹿児島湾の出入口にある温泉地、指宿(いぶすき)はカルデラの中にある町です。
阿多カルデラの中には、火山地形と温泉がいっぱいです。今回は、薩摩半島の南部・阿多南部カルデラの魅力を見つけていきたいと思います。
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鹿児島湾は南北にとても長い湾です。阿多カルデラはこの鹿児島湾の南部です。
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鹿児島湾の湾口部には、阿多北部カルデラと阿多南部カルデラの2つがあります。
阿多南部カルデラが24万年前、阿多北部カルデラが約10万年前、さらに桜島の北側には約3万年前から活動が始まった姶良カルデラがあります。
鹿児島湾はカルデラが連なってできた湾です。
池田湖
まずは池田湖へ向かいます。
ここは巨大な阿多南部カルデラの中に、後からできた小さなカルデラが湖になったものです。
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未確認生命物体「イッシー」がいるとか、いないとか。
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池田湖は、ごく最近・約6,400年前に活動した池田カルデラの中にできたカルデラ湖です。
奥に見えるのは開聞岳です。
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池田カルデラの急崖と、開聞岳。
続いて、開聞岳の麓の方へ、池田カルデラを越えて行きます。
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夕焼け空と開聞岳とバイクが美しい光景です。
鏡池
さて開聞岳の麓には、マグマが地下水に触れて爆発を起こした「爆裂火口」があります。
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爆裂火口・鏡池。水蒸気爆発によってできた円形の窪みが池になっています。
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池の形がきれいな円形になっています。
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穏やかな湖面は、鳥の休場になっている。水蒸気爆発によってできたため浅く、最大水深は約14mです。
たまて箱温泉
さて、鏡池の南東の海岸に、たまて箱温泉という露天風呂だけの温泉があります。
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海沿いには、温泉の熱水を利用していた製塩工場の跡があります。今も湯煙を上げています。
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製塩所の跡には温泉が溜まっています。お湯がバスクリンみたいなすごい色をしています。
たまて箱温泉は撮影できないので写真がありませんが、露天風呂オンリー。お風呂から開聞岳がどーんと見えます。
奇数日・偶数日で女湯と男湯が入れ替わりますので、日にちを確認して開聞岳側に入れる日に行きましょう。
指宿駅
温泉にも入ったところで、指宿駅前に泊まります。駅前には足湯があります。
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駅前で晩ご飯を食べます。
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お食事は動画しか撮っていないので写真がありません。記事の最後に載せている動画を見てね。
鰻池
翌日、続いては鰻池に行きます。こちらも爆裂火口です。
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相変わらず格好良いバイクですね。それはさておき、こちらも爆裂火口なのでまん丸な池です。
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こちらも水深は浅く、最大水深は約56mです。
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湖畔には、西郷隆盛も愛したという鰻温泉があります。
長崎鼻
最後に、薩摩半島の南端の長崎鼻へ向かいます。
ここはモロに観光地で、うっかりしていると有料駐車場(というかお土産を強制的に買わされる駐車場)に誘導されてしまいます。
僕もホイホイと誘導されてしまいました。まあいかにも観光地だなあ、とおおらかに許すしかないんですけど。それが嫌な人は、手前の市営駐車場に駐めましょう。
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長崎鼻には竜宮神社という神社があります。浦島太郎伝説のモデル地と主張する場所の一つです。
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社殿は割と最近に建て替えられたようで、きれいです。綺麗になりすぎていて、ちょっとありがたみがありません。
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鳥居もなんだか、ありがたみがありません。
個人的な印象ですが、観光地として最近綺麗にしたんだろうな、という感じです。
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さて長崎鼻はカラブリアン期(約180~78万年前)の玄武岩質安山岩が流れてきた場所です。
近くにある開聞岳は4,400年前から活動を始めたもので、全く形成時期が違います。
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玄武岩質安山岩が風化した砂浜なので、真っ黒です。
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奥の開聞岳は4,400年前、手前の長崎鼻は約100万年前。すぐそこの似たような火山地形に見えますが、全然違います。
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とにかく雄大な火山地形がたくさん見られる、阿多南部カルデラでした。
次回は桜島と姶良カルデラを見に行きます。お楽しみに。
詳しい説明は、バイクに乗りながらお話ししていますので動画でご覧ください。