鹿児島湾と桜島
鹿児島湾は南北に3つのカルデラが連なってできています。今回は、最奥部の姶良カルデラと桜島の地形を中心にバイクで見て回ります。
桜島フェリー
鹿児島市街地と桜島を結ぶ桜島フェリーは、国道としての役割を担っており、24時間運航になっています。
まずは鹿児島から桜島へ。
鹿児島湾側では、料金も払わずにそのまま乗り込めます。
お支払いは桜島に到着後、料金所で支払う形になっています。
バイクを載せて乗って、運賃は600円です。
桜島フェリーの乗船時間は15分。なのに船内にうどん・そば屋があります。
桜島フェリーでは乗船時間を使って効率よく食事ができます。最高です。
湯之平展望所
フェリーを下りて、まずは桜島を間近から眺められる湯之平展望所にやって来ました。
左手が北岳・右側が南岳。
現在活動をしているのは南岳で、このときも煙をもくもくと上げていました。
北岳は約26,000~5,000年前、南岳は約4,500年前から現在も活動している火山です。
そのため、火山に刻まれた谷の深さ・細かさが違うらしいです。
古い北岳のほうが太く深い谷になっています。
現在活動している南岳(右手)のほうが、谷筋が細かいですね。
この左手が湾口で、阿多カルデラによって深い海域があります。
右手にも姶良カルデラによって深い海域があります。とにかく、鹿児島湾はカルデラだらけです。
桜島は姶良カルデラが形成された後、南端で噴火してできました。
左下の断面図を見ると分かりやすいですが、まず北岳ができ、後から南岳が噴火しました。
このようにして横長い桜島のフォルムができたんですね。
有村溶岩展望所
続いて、桜島の南側へ回っていきます。
それはさておき、先ほどの湯之平展望所とは、桜島のフォルムが違うことがよくわかります。
南北に2つの山が並んでいるため、西から見ると横長く2つの山が見えますが、南から見ると1つの山みたいに見えます。
烏島埋没跡
さて、ここから再び桜島を時計回りに回っていきます。
フェリー乗り場の近くまで戻ってきて、「烏島埋没跡」という気になる看板を見つけたので寄り道です。
で、どこがその島なのかというと、
ここから海まではまだ距離があるので、かなり溶岩が流れてきたことがよく判る場所です。
小池展望公園
さらに、桜島の西側を進んでいたら「撮影場所」と書いてある謎の看板を見つけ、立ち寄ってみました。
側道があって、そこはほとんど車が通らないのでゆっくり撮影できます。
これは後ろにドーンと桜島、手前に愛車、という良い構図で撮影できると思いますよ。
黒神埋没鳥居
さらに時計回りに桜島を回っていき、東側の黒神地区にやって来ました。
1914年の大正大噴火の噴石や火山灰によって埋まってしまった鳥居を見ることができます。
3mの鳥居が2mほど埋まっており、頭の1mだけが出ている状況です。地面を触ると見事に火山灰です。
この鳥居にお辞儀をしても、2m頭が高いことになってしまいます。
社殿はおそらく作り替えられたのでしょう。小さなお社があります。
鳥居の頭で向こうの道路が見えません。普通こんなことありませんね。
道の駅たるみず
埋没鳥居から出発しようとしていたら、ゴォォォ…という音とともに桜島が爆発したので、急いで離れて道の駅たるみずまで退散しました。
このぐらい日常茶飯事のようで、周りの地元の人たちは平然としていました。
季節・時間帯・角度を狙うと、いろんな写真が撮れそうです。
城山温泉(霧島)
さて、今回は温泉のあるシティホテルイン国分に泊まって終わりです。
温泉は撮影できないので写真がありませんが、地元の人が続々やってくる良い温泉でした。
バイクで走り回った後のビールはたまりませんね。
ホテルの1階にある食事処ですが、きちんと作ってくれて美味しかったです。
カウンターに立っていたのはホテルの専務だったそうですが笑
ビールを飲んでいる間、おつまみを出していただいたり、良くしていただきありがとうございました。
毎度のことながら、あんまり写真を撮れていないので、詳しくは動画をご覧ください。